コーポレートベンチャリングプロジェクト

ヤマトホールディングス株式会社 森憲司
ヤマトホールディングス株式会社 鈴木詔子
ヤマトホールディングス株式会社 伊保信太郎
ヤマトホールディングス株式会社 松本恵一
コーポレートベンチャリングを通じてパートナー企業と共に新規ビジネスを創出
私たちはスタートアップとのアライアンスを通じて、新規事業の創出と圧倒的な業務効率化を行う「コーポレートベンチャリング」に積極的に取り組んでいます。現在はテクノロジーの進化と社会の変化により、新規のプレーヤーが異業界に参入するなど、産業間の垣根が低くなりつつあります。私たちは物流業界にも同じ波が訪れていると考え、独自の技術やビジネスモデルを持ったパートナーと協業することでヤマトグループのデジタルトランスフォーメーションを加速させたいと考えています。
実際に、4人のメンバーに加えて、社長自身も積極的に関与し、国内外でパートナー企業とのネットワーキングを進めています。例えば、ディー・エヌ・エー社との共同プロジェクトである無人宅配サービス「ロボネコヤマト」、アメリカのベル社との共同開発による「空飛ぶトラック」、ラクスル社と物流プラットフォーム構築に向けた資本提携などの実積が既に生まれてきています。
同時に、グループ社員向けにもこの取組の認知・理解を広めるために、既に数十回にわたってスタートアップを招いたイベント(イノベーションミーティング)を実施し、新規ビジネスのディスカッションやアイデアソンをし、風土の醸成に努めています。
現在、私たちが注目している領域の一例として、無人ビークル、ロボティクス、データサイエンス、等がありますが、これらに限らず最先端のテクノロジーや独自のビジネスモデルを持ったパートナーと幅広い領域で協業や出資のチャンスがあると考えています。 日本の物流は国際的に見て非常に高い品質水準にありますが、一方でに自前主義に陥っている状態です。世の中が急速に変化しているなかで、物流業界でも新しいテクノロジーを必要としていますし、当グループは、ありがたいことに、日本国内においての高い認知をいただいているので、物流という領域で新規ビジネスを創出したいスタートアップにとっては格好のパートナーになれると自負しています。
最後に、私たちはコーポレートベンチャリングにおいて、「スタートアップファースト」というコンセプトを掲げています。これは、長期的な視点で考え、スタートアップ企業に私たちのアセットを提供することを通じ、共に成長することを目指しています。両社の強みを掛け合わせることで、一緒に新しい世界をつくっていきたいと考えています。
KURONEKO Innovation Fund
運送から「運創」へ